大学院の数学基礎授業って、「基礎」とは言うものの、実はめちゃくちゃ難しい。
一応、理系出身の僕ですら、ついていけるか不安でいっぱいでした。
でも、そんな僕を救ってくれたのは、“朝の電車でサクッと読める一冊のやさしい本”。
この記事では、僕が実際に行った数学準備の方法とその効果、そして後悔したことまで、リアルにお伝えします。
僕が数学に不安だった理由と、大学院の“基礎授業”のリアル
大学院の数学基礎授業って、名前のわりにぜんぜん“やさしく”ないんですよ。
僕は理系の学部を出ていたとはいえ、数学とは少し距離を置いていたタイプ。だから大学院に進学が決まったとき、最初に感じたのは「数学、大丈夫かな……」という不安でした。
特に要注意なのが、「基礎授業」という言葉に安心してしまうこと。実際は、“知っている前提”でガンガン進んでいくんです。
たとえば、線形代数や微積分など、学部時代に聞いたことはあるけど忘れていたワードが次々に登場。しかも、教授の話すスピードも専門的で、復習していないと一気に置いていかれる危機感がありました。
「これは本気で準備しないと、授業についていけなくなるかもしれない…」
そう思って、僕は数学の基礎をゼロから見直すことに決めたんです。
朝の電車でコツコツ──僕が使った“一番やさしい本”
数学の準備って、最初の一歩をどう踏み出すかがめちゃくちゃ大事です。
僕は、いきなり分厚い参考書や問題集に手を出すのは無理だと判断して、まずは「一番やさしい本」から始めることにしました。
選んだ基準はシンプルに3つ。
・ページ数は100ページ前後で、サクッと読めること
・図やイラストが多く、視覚的に理解できること
・電車の中でもストレスなく読める
実際、朝の通勤電車で毎日10分程度読むだけでも、少しずつ数学の“感覚”が戻ってきたんです。
特に「この式、見たことある!」とか、「この考え方ってこういう意味だったのか」と思える瞬間が増えて、自信も少しずつ取り戻せました。
最初からハードな問題集に挑むのではなく、“ゆるく始めて続ける”ことが、結果的に一番の近道だったと思います。
大学院の数学基礎授業に向けて、まずは「一冊読み切る」成功体験を作るのが、何よりおすすめです。
やってよかった数学準備、やらなくて後悔したこと
大学院の数学授業を受ける前に準備して、本当によかったと思ったのは、自分の理解レベルを客観的に把握できたことです。
やさしい入門書を使って、ざっくり全体を復習することで、「この分野は意外と覚えてる」「ここは完全に忘れてる」という状態が見えてきました。これを授業前に確認できていたことで、精神的にもかなり余裕が持てました。
もう一つ効果的だったのが、数式の意味を自分の言葉で説明する練習です。
「この数式はどんな現象を表してるのか?」をざっくりでもいいから言語化してみる。これをやっておくと、理解の質がグッと深まります。実際、授業中に突然質問されても、自分の中で説明する練習をしていたおかげで、慌てず答えられたことが何度もありました。
ただし、一つだけ後悔しているのは、演習問題をもっと早く始めておけばよかったということ。
理解できたつもりでも、実際に手を動かしてみると「解けない」ことが多いんですよね。あとで慌てて問題を解き始めるより、1日1問でもいいから、準備段階から少しずつ演習に触れておくべきだったと痛感しています。
「大学院って不安…」「数学の授業、ついていけるかな」と感じている方へ。
準備は、難しいことをいきなりやる必要はありません。
まずは“軽く読める一冊”から、今日から始めてみてください。
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